バルセロナは19日、緊急記者会見を開き、ティト・ビラノバ監督が退任すると発表した。

バルセロナのサンドロ・ロセイ会長は、ビラノバ監督退任の理由を「唾液腺に悪性腫瘍が再々発したため」としており、後任については来週のあたまに発表する予定だという。

ビラノバ監督は44歳。2011年11月、唾液腺に悪性の腫瘍が見つかり一度は摘出手術を行ったが、翌年に再発。その後治療のため約2ヶ月間、バルセロナの監督から離脱していた。

記者会見にはサンドロ・ロセイ会長、アンドニ・スビサレータテクニカル・ディレクターの他、コンフェデレーションズカップに出場したメンバーを除くトップチームの選手も出席したという。

なお、バルセロナは現地時間20日、松井大輔が所属するレヒア・グダニスクと新シーズン最初のプレシーズンマッチを行う予定だったが、今回の事態を受けポーランド行きをキャンセル。選手たちには2日間の臨時オフが与えられ、月曜日からトレーニングを再開させるなど、今回の発表がどれほど緊急なものだったかが分かる。

また今回の報道を受け、Twitter上ではビラノバ監督の回復を願うハッシュタグ#AnimsTito が世界中で呟かれており、アグエロやハビ・マルティネスといった選手たちもいち早くビラノバ監督の回復を願うツイートをしている。

昨シーズン、UCLの準決勝でバイエルン・ミュンヘンに悲劇的な敗戦を屈したバルセロナ。シーズン開幕を直前して、大きな壁が突きつけられている。

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