今季からポーランド1部のレヒア・グダニスクに加わったMF松井大輔がいきなり開幕戦で2得点を叩きだし、新天地でセンセーショナルなスタートを切った。

そのポーランドリーグ開幕戦では松井のほかにも日本人選手が輝きをみせた。その選手とはポゴニ・シュチェツィンに所属する赤星貴文(27歳)と村山拓哉(23歳)の2人。

2人は開幕戦のザグワンビェ・ルビン戦に先発フル出場を果たすと、赤星は1ゴール1アシストと全得点に絡み、村山も赤星のゴールに繋がるプレーをみせて、チームの勝利(2-0)に貢献した。

 

2得点に絡んだ赤星は地元ウェブサイトで「この試合でのポゴニのヒーロー」、「これ以上何を求める?」と讃えられるなど絶賛されており、複数のサイトが「Man of the Match」にあげていた。 また村山も、「ますますポーランドリーグのピッチに馴染んできた。ドリブル、センタリングを成功させるも、残念なボールロストも。後者はうまくいけば減ってゆくだろう」としてまずまずの高評価を受けていた。

この試合後、ポゴニのウドフチク監督は「(シーズン)最初の試合はいつだった大きな懸案だ。プレシーズンではいいように見えたが、ピッチではどうなるかわからない」、 「今日、我々はテストをパスと思う。2点を決めたし、ゲームをコントロールしていた。選手たちはハードワークを成し遂げたので、チームを褒めなくてはならない。 これは始まりに過ぎないが、難しい地(アウェイ?)で勝ち点3を獲れたことに満足している」と述べて、アウェイでの開幕戦を勝利で飾れたことに満足している様子だった。

また、地元ポーランドのサイト『ekstraklasa.net』では第1節のベストイレブンに日本人3選手を選出! 寸評を抜粋すると(赤星;ゴールとアシストを記録。試合の責任を果たし、チャンスを演出し、戴冠した?)、(村山;同胞とともに相手チームを解体した。試合にリズムを与えた)、 (松井;彼が何ができるのか分からなかった。ビッグリーグと代表チームでプレーしてきたが、昨シーズンはかなりの不成功だった。(だが)ポーランドとグダニスクの観客たちは2得点(を決めた彼を?)歓迎した)

ちなみに、赤星は藤枝東高校卒業後浦和レッズに入団、2010年に海を渡り、ラトビアのリエパーヤス・メタルルグスを経て、2011年にポゴニ・シュチェツィン(当時2部)へ入団。ポゴニでは昨シーズンまでにリーグ66試合に出場し、8得点を記録している。

大阪府出身の村山は阪南大学、ポーランド下部リーグを経て、今年1月にポゴニ・シュチェツィンに加入し、昨季は13試合に出場した。

村山選手のTwitterは@takubonze(ツイート非公開)

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