先日行われたルーマニア最大の試合といっても過言ではない、ディナモ・ブカレスト対ステアウア・ブカレストのブカレストダービー。「スタディオヌル・ナツィオナル」で行われた153度目のダービーでディナモサポーターは壮大なコレオグラグラフィーを用意していた。

 

現れたのはクラブのレジェンド、フロレア・ドゥミトラチェ(元ルーマニア代表FW・故人)と2000年に24歳の若さで亡くなった元ディナモのMFカタリン・フルダン(練習試合中の心臓発作で死去。彼のつけていた11番は永久欠番)の2人の姿だそう。

ディナモサポーターの心にはいつも2人がいるということを示すものだそうで、フルダンの家族であるマリンとクリスティは思わずこの光景に涙ぐんだとか。また、欠番となっているフルダンの11番のユニフォームがピッチ上で手渡された。

~

 

 

そしてスタートした試合はステアウアがDFイアスミン・ラトヴレヴィッチのスーパーボレー(↓)で先制。ラトヴレヴィッチがゴール後に掲げていたのはこの日が誕生日だった同僚MFパウル・プルヴレスク(ベンチ外)の22番のユニフォーム。

 

その後、ステアウアは相手オウンゴールで追加点を手にすると、ディナモの反撃を抑えて2-1で勝利。ただ、現地メディアが“事件の起きないダービーなどない”と伝えたように、試合前には両チームのサポーター同士がイスを投げ合うなど乱闘騒ぎも勃発。当局は催涙ガスなどを用いてなんとか乱闘を収めたそう。

 

試合後、ディナモのモイセスク監督は選手たちのプレーに失望したと述べ、特に若きキャプテン、ガブリエル・マテイに対してはキャプテンは模範とならなくてはならないと厳しい批判を口にしたそう。

一方、ステアウアのレーゲカンプ監督は自分へのご褒美なのか、ダービーに勝利したあとメルセデス・ベンツ Sクラスを購入しちゃったんだとか。 レーゲカンプ監督はルーマニアでトップクラスの年俸30万ユーロをもらっているが、最新のSクラスを手に入れるため年俸の約半分にあたる13万ユーロを支払ったそう。 なんでも監督としての給与のほか、TV出演などでも収入があるそうで、今はアメリカで購入したビュイック・アンクレイブに乗っているものの、昨年8月には夫人とともにシェアするためにランドローバーを12万ユーロで購入。 さらに、ステアウアが今月末のUEFACL最終予選(レギャ・ヴァルシャヴァ)に勝って本選出場を決めれたら、妻に?メルセデスのコンバーチブルを買うと約束してるんだとか・・・

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介