14日、ウェンブリーで行われた111度目のイングランド代表対スコットランド代表戦。今回イングランド代表に初招集されたFWリッキー・ランバート(サウサンプトン)は2-2の同点で迎えた後半23分にルーニーに代わってピッチに立つと、それからほどなくして値千金となる決勝ゴールを決めた。

ベインズのコーナーキックをどんぴしゃヘッド!

『goal.com』によれば、31歳での代表デビューは1954年以降で3番目に遅いものだそうで、さらに決勝点まで決めちゃうとはなかなかもっている男・・・。 代表への初招集が決まった日に娘が生まれ、さらに代表デビューからウェンブリーでスコットランド相手に得点まで決めたことにFAのHPではランバートの人生において最高の1週間になっただろうともしている。

試合後、ランバートは「これは私の人生でずっと夢見ていたようなことだ。たくさんの意味があるよ」、「(決勝点について)最初のチャンスだった。コーナーにはかなり自信があるし、レイトン(・ベインズ)からのボール。(ボールは)自分が欲しいところに正確に飛んできた。なんとかマーカーを振り払ってしっかりヘディングをしたよ」とコメント。

また、イングランド代表で過ごした期間について、 「取り乱さないように冷静に振る舞おうとしたけど、本当は叫びたかった。素晴らしいものだった。それから、僕をとても歓迎してくれた選手たちに大きな感謝をいわなきゃならない。彼らをリスペクトしていたけど、何日か一緒に過ごす様になって増々リスペクトするようになった」と述べるとともにホジソン監督への感謝も口にした。

3シーズン前までは3部リーグでプレーしていたランバートはマックルズフィールド・タウン時代には収入を補うために工場で働きながらプレーをしていたという苦労人でもある。 そんな彼はゴールを捧げる人について問われると、「あそこで見ている家族に、家で見てる妻に。そして、サウサンプトン。(サウサンプトンは)加入した瞬間から僕にとって本当に最高なんだ」とし、 「私の人生にとって最高に1週間だろうね。キャリアにおいても最高の瞬間。うまくいけば、もう一度このグループ(代表)に加われる。今それを味わったので、それが欲しい」と今後も代表でのプレーを熱望していることを明かした。

そのランバートについて、ホジソン監督は「彼はとても熱心だった。我々は彼を信頼していたし、おかしなことに彼が入ったとき(コーチの)ギャリー・ネヴィルが私に”彼はゴールを決めますよ”と言ったんだよ。私も彼について嬉しいね。彼はこのチャンスのためにとてもとてもハードワークをしてきた男で、それを困難の道のり(キャリア)でもやってきた。そしていまデビュー戦でゴールの栄誉をえた。彼は技術的にとてもいい選手だし、今日我々が目にしたようにゴール前での素晴らしい冷静さをもっている」と讃えていた。

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