8月16日、ガルフニュース紙は「アル・シャルジャは、ブラジル一部のボタフォゴからMFフェリピ・ガブリエウを獲得した」と報じた。契約期間は3年、年俸は100万ユーロ。

フェリピ・ガブリエウ・ジ・メロ・エ・シウヴァ、通称“フェリピ・ガブリエウ”は1985年生まれの27歳。2010年にはダニーロの後釜として“フェリペ・ガブリエル”の登録名で鹿島アントラーズに加入。日本では公式戦56試合に出場し5ゴールをあげた。

昨年からはブラジルに戻ってボタフォゴに所属し、1年半で71試合に出場、18ゴールを獲得する活躍を見せ、11月に行われた南米スーペルクラシコではマノ・メネゼス率いる(当時)ブラジル代表に選出されている。

フェリピ・ガブリエウは、入団記者会見で「セレソンに戻るのが夢」と話した。

ガルフニュース

フェリピ・ガブリエウ

「代表チームでプレーすることが自分の夢だ。その可能性を少しでも高めるため、このクラブのために最善を尽くす。もしセレソンのシャツを再び着ることが出来たなら、大きな名誉だ。もちろん、ワールドカップのためだけではなく、国を助けるために戦うことが出来るのが喜びだ。

アル・シャルジャが昔強かったことは知っている。だから、我々はこの眠れる巨人を目覚めさせなければならない。チームは成長しなければならないし、新しい選手が新しい次元へと引き上げなければならない。

しかし若い選手たちがすでにチームにいるので、ローカルプレイヤーと外国人の間で適切な組み合わせを見つける必要がある。それが、他のチームよりも早くキャンプを始めた理由だ。

最初の目標はチームが一部残留を成し遂げること。個人的には、特に若い選手たちに自分の経験を伝えて、良いシーズンを過ごせるようにすること。勝者のメンタリティを持ち続けたい。毎試合、タイトルへの夢を持ち続けて最後まで戦う。例えそれを手にできなくとも、出来るだけ近くにまでたどり着かなければいけない。

人々は常に最良の結果を求める姿勢、それに向かって一直線に走る姿にプロの誇りを感じるもの。また、それが結果を得るための最良の方法でもあると思う。アル・シャルジャのために一生懸命プレーし、それを実現させたい。

パウロ・ボナミンゴ監督から直接電話があったことも重要だった。そのプロジェクトはとても興味深かった。

間違いなく、日本でのプレーは自分を成長させてくれたと思う。仕事の面でも、個人的な生活の面でも。今では新しい場所にも簡単に適応できる。

ブラジルを再び離れることは考えていたが、こんなに早く実現するとは思っていなかった。自分のキャリアはまだピークを過ぎていない。今、良い瞬間を生きているし、ベストな自分を見せたい」

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