昨日、開幕した13-14シーズンのリーガ・エスパニョーラ。

ネイマールのバルセロナ加入で日本でもさらなる注目を集める同リーグだが、スペイン国内は未だに深刻な経済危機に襲われている。最新の統計によると、スペインの現在の失業率は26.3%と引き続きヨーロッパ平均の2倍近い数字を記録しており、この景気後退の波がサッカーの舞台にまで飛び火し、問題となっている。

スペイン紙『AS』によれば、この不況を受け、シーズンチケットホルダーの数はこの2年間で11,000人も減少し、今シーズンリーガに在籍する20チーム中、実に11チームがシーズンチケットの値上げを実施している、という。

値上げを実施したクラブの中にはバルセロナも含まれており、その価格もクラブによって様々。最も安いのはレバンテの440ユーロ(およそ57,000円)であり、逆に最も高いのはレアル・マドリーの1,840ユーロ(およそ240,000円)であるという。

『AS』によると、この不況は観客動員にも影響をおよぼしており、昨シーズンのリーガにおける観客動員数は一昨シーズンと比較して2.4%減少したとのこと。さらに、この傾向は今シーズンも続くだろうと予想されており、今シーズンのリーガ・エスパニョーラも何かと不安要素が多いシーズンとなりそうだ。

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