8月21日、TRTは「トルコサッカー協会は、ファティ・テリム氏に代表監督就任のオファーを送付した」と報じた。提示されている期間は4年であるという。
トルコ代表チームは2008年のEUROに出場し3位という結果を残したものの、その後は2010年ワールドカップ、EURO2012と予選で敗退し、フース・ヒディンク監督が辞任した。
アブドゥラ・アヴチ氏を新たな指揮官に迎えて戦った2014年ワールドカップ予選も、現在まで消化した6試合で2勝1分け3敗、グループ4位で敗退の可能性が濃厚となっている。
そんな中、昨日アブドゥラ・アヴチ氏が双方合意の元で辞任したことが明らかにされており、新たな代表監督を迎える必要が生まれていた。
ファティ・テリム氏は1953年生まれの59歳。トルコきっての名将と言える存在であり、ACミランやフィオレンティーナで指揮を執ったことで知られ、これまで代表チームにも2度就任した経験がある。最後のビッグコンペティションであったEURO2008で指揮を執ったのもテリム氏であった。
彼は現在フリーではなく2011年からガラタサライの監督を務めているが、トルコサッカー協会は兼任を許可しているとのことだ。