ウェールズの首都カーディフをホームとするカーディフ・シティ。ウェールズのクラブとして「初のプレミアリーグ昇格」はライバルであるスウォンジー・シティに奪われてしまったものの、2011-12シーズンに2部所属ながらリーグカップで準優勝の成績を残すと、昨季のチャンピオンシップで優勝。実に51年ぶりとなるトップリーグ復帰を果たし、迎えた今季、早くも第2節で優勝候補のマンチェスター・シティを相手に3-2のアップセットを演じている。
衝撃のクラブカラー変更から一年。初のプレミアリーグを戦う「ブルーバーズ」のホームモデルは、もちろん赤。Pumaの2013-14モデルらしい首もとのデザインが特徴だが、実は今年もひと悶着があった。
当初発表されたユニフォームではパンツが濃い赤だったのだが(上画像の1番)、これにサポーターが猛反発。急遽シーズンチケットホルダーによる投票が行われ、その結果、4番の黒いパンツが改めてホームとして採用されている(プレシーズンでは白のパンツも着用)。
背番号10は今年1月に加入した、イングランド代表歴もあるFWフレイザー・キャンベル。マンチェスター・ユナイテッドで育った25歳のストライカーが、シティを相手に2ゴールをあげチームを勝利に導いた。
地元カーディフ出身のクレイグ・ベラミーが着ているのは、黄色のアウェイモデル。右肩から左脇にかけて入れられた斜めのラインが特徴のシンプルなデザインで、胸スポンサーは昨季同様、マレーシア。マレーシア航空などではなく、マレーシア国である。
そしてサードが、旧クラブカラーの青。アウェイと同じテンプレートを使用し、同様に現クラブカラーの赤いライン。
昨季はアウェイ、今季はサード。愛称である「ブルーバーズ(Bluebirds)」の青は来季、果たして・・・。
Cardiff owner Vincent Tan looks like a real football man #ccfc pic.twitter.com/ZVDm6Z5tWY
— Matt Needham (@MattNeedhamPR) August 25, 2013
今年3月にチャン・チェン・ギー会長が辞任したため、単独オーナーとなったマレーシア人実業家、ヴィンセント・タン氏。その素敵なファッションもシティ戦では話題に。