ノーザンプレミアリーグ・プレミアディヴィジョン(英下部の地域リーグ、実質7部。セミプロ&アマ混合)に所属するストックスブリッジ・パーク・スティールズでGKを務めるベン・スコットさん(29歳)はこのほどピッチ外で大仕事をやってのけた。

スコットさんは24日に行われたキングズ・リン・タウンとのアウェイマッチで先発出場するも、終了間際に危険な(ハイ?)タックルにより退場になってしまった。

とその直後、スタンドで観戦していたキングズ・リン・タウンファンの男性(70歳)が心停止の疑いで昏倒。その男性のもとに駆けつけたスコットさん・・・なんと彼は看護師でもあったのだ! スコットさんはセントジョンの救急隊員とともに男性の容態を安定させるのを手伝ったという。

クラブでプレーしながら、ドンカスター・ロイヤル・インファーマリー(病院)で看護師として働いているスコットさん曰く、「(退場を宣告され)ピッチから出ようと歩き始めたんです。結構な罵りを受けつつね。その時、1人の少女が走って僕を通り越すのに気付いたんです」、 「彼女が『男の人が死んでる』と言ったので、僕は彼女に着いていって人込みのなかに入っていったら、倒れている男性がいたんです」、「彼の心臓のリズムは不規則でした」。

そして、彼とセントジョンの救急隊員は男性にショックを与えることができたので、それによって正常な鼓動が戻ってきたそう。

「ちょっとした素晴らしいチームワークで男性にかすかな望みを与えられました。彼ら(セントジョンの救急隊員)はこれを無償で行ったということを心に留めておかなくてはなりません。彼らは素晴らしかった」、「広い視点から見れば、フットボールは単なる試合ということが分かるでしょう」

その後、男性はキングズ・リンにあるクイーン・エリザベス病院へと搬送されたそうで、セントジョンの救急隊のスポークスマンによれば、無事に回復し現在は自宅に戻っているという。

ちなみに、試合は3-3の引き分けだった。

クラブHPでも『Villain(悪者)からHeroへ』

スコットさんのTwitterはこちら(https://twitter.com/S22TTY

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