ロイター通信は「エルサルバドルサッカー連盟は、八百長事件に関与したとされる14名の選手に永久追放処分を言い渡した」と報じた。
なお他に1名の選手が18ヶ月、2名が6ヶ月の活動禁止となり、捜査の対象であった1名が無罪となっている。さらに4名の関与について現在捜査が進められているとのこと。
なお、彼らによって結果が操作された試合は明らかにされていないが、2011年のゴールドカップにおけるメキシコ戦(5-0の敗北)が含まれていることが明言されている。
処分を受けたのは以下の17名(名前の右の数字は“代表cap/ゴール数”)。
永久追放処分
ダゴベルト・ポルティージョ(11/0)
ミゲル・モンテス(43/0)
ラモン・ウリセス・フローレス(15/0)
ホセ・ミゲル・グラナディーノ(6/0)
ルイス・アナヤ(37/4)
ホセ・マルドケオ・エンリケス(33/0)
アルフレド・パチェコ(86/7)
マルビン・ゴンサレス(83/1)
レイナルド・アントニオ・エルナンデス(10/0)
オサエル・ロメロ(89/16)
ダルウィン・ボニーヤ(5/0)
デニス・アラス(77/3)
ラモン・サンチェス(74/2)
クリスティアン・カスティージョ(35/3)
活動停止18ヶ月
カルロス・ロメロ
活動停止6ヶ月
エリセオ・キンタニージャ(66/15)
ビクトル・トゥルシオス(35/1)
捜査継続中
ロドルフォ・セラジャ(37/17)
エメルソン・ウマーニャ(10/1)
ロドリゴ・マルティネス
ベンジ・ビジャロボス(8/0)
このうちアルフレド・パチェコ、オサエル・ロメロ、マルビン・ゴンサレス、デニス・アラス、ラモン・サンチェスは代表でも長いキャリアを持つ、エルサルバドルの中心であった存在である。このほかも大半が代表の経験を持つ有名選手。
ロイター
カルロス・メンデス エルサルバドルサッカー連盟会長
「懲戒委員会の仕事は徹底している。信頼できる人間が我々に協力してくれており、聞き取り調査やビデオで価値のある情報を得ることが出来ている。ナショナル・チームに影響はない。選手がいくら通り過ぎたところで、その機関は永久に動いていくものだ」