アルゼンチン1部リーグ、アルヘンティノス・ジュニオルス対ボカ・ジュニオルス戦で何とも痛ましい出来事があった。
スコアレスで迎えた試合終盤、ボカのMFクリスティアン・エルベスがドリブルをしかけ、それを果敢に止めにいったアルヘンティノスのMFガスパール・イニゲス(19歳)だったが・・・
頭から突っ込んでボールに触れようとした?イニゲスだったが、不運にもエルベスに顔面を蹴られたうえ無情のイエローカード。この後、イニゲスはストレッチャーによってピッチ外に運ばれたというが、すでに交代枠を使い切っていたためアルヘンティノスは残りのわずかな時間は10人で戦ったという。 なお、試合はそのまま0-0の引き分けで終了している。
現地メディアによれば、このプレーでイニゲスは歯を3本失ったそう。ロッカルームで応急処置を受けたイニゲスは口を包帯で巻いて家族とともに帰宅したというが、チームドクターは来週月曜日にも歯を入れ直す手術を行うだろうとも述べたとのこと。
アルヘンティノスの下部組織上がりでアルゼンチンU-18代表にも招集経験があるイニゲスのプレーについて、 ロンバルディ監督は試合後「勇気を試すものすごいテストだった。誰にでもできることではない。歯を3本失っこと以上に彼を称えたい」とコメントしたという。