今シーズンからレアル・マドリーのアシスタントコーチに就任したフランスのレジェド、ジネディーヌ・ジダン。

1998年にバロンドールを獲得したジダンだが、今シーズンのバロンドーラーはフランク・リベリこそ相応しいと考えているようで、バイエルンで輝きを示すアタッカーに大きな期待を寄せているようだ。

また、フランス紙『L'Equipe』ではクラブで不調のカリム・ベンゼマについても言及している。W杯予選グループIの最終決戦に挑むフランス代表に、ジダンは何を思うのだろうか。

MARCA

ジネディーヌ・ジダン

「私なら、リベリにバロンドールを授けたい。今年の彼のパフォーマンス、3冠を達成したことを考えるとね。気になるのは、55ゴールも取ってしまった男(リオネル・メッシ)がいることだね(笑)」

「ベイル?彼はチームに溶け込めているし、チームのみんなも彼を歓迎していたよ。

彼が移籍してきた直後は、まだフィジカルに課題があった。だから、フィジカル面に関してははじめは繊細なものだったね。彼にあと必要なのは、チームメイトとともに練習する時間だね」

as(出典はL'Equipe)

ジネディーヌ・ジダン

「確かにベンゼマは、いまゴールから遠ざかっている。そのため、誰しも彼にゴールを求めているし、彼は結果を残せていない」

「ベンゼマは激しいトレーニングをこなしている。注目を集めているし、自らにできることを真剣にこなしている」

「私は彼に、自分のコンディションについて考え過ぎないようにアドバイスした。一度ゴールを奪えれば、全てが上手くいくだろう。代表になればなおさらね」

「マドリーは全てにおいて特殊なんだ。ベンゼマはリベリと並んで、フランス代表の中で最も重要な選手である。そのため、彼への需要は大きなものだ。彼は得点を奪う必要があるし、どんな時でもプレーに関与していなければならない」

「私の役職は、モウリーニョ時代とは全く違う。私がディレクター職だった当時は、ピッチレベルにまで降りていくことはなかったし、ピッチ上で起きたことに対する発言権もなかった。チーム内のミーティングに出席したこともなければ、戦術面に関与したこともないね」

「私は今、適切な仕事に就けている。私が感じたことをアンチェロッティへと伝え、選手について意見を共有する。チームが必要なのかを決めるんだ」

なお、フランス代表は11日に行われたオーストラリア代表との親善試合に6-0と勝利し、ベンゼマもゴールしている。

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