10月14日、ガルフニュース紙は「癌との闘病を続けていたブルーノ・メツ氏が死亡した」と報じた。享年59歳。

ブルーノ・メツ氏は2002年ワールドカップでセネガルを率いて開幕戦でフランスを破り、一躍有名となったサッカー指導者。その後は主に中東諸国で指揮を執り、2011年のアジアカップではカタールを率いて日本と死闘を演じた。

昨年彼はディエゴ・マラドーナの跡を継ぎUAEのアル・ワスルの監督に就任。しかし、昨年10月に腹痛を訴えて入院し検査を受けると、大腸、肝臓、肺に癌が転移している状況が明らかとなった。後にメツ氏はこの時点で余命三か月と宣告されていたと話している。

そしてそれから1年。医師の予測を大幅に超えて生きることに成功していたものの、14日に自身の故郷であるフランス北部のクドケルク＝ブランシュにある診療所で静かに息を引き取ったという。

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