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15日に行われたブラジルW杯の北中米カリブ海予選、最終節。既にお伝えした通り、メキシコは予選突破を決めていたコスタリカに1-2で敗れたものの、アメリカが5位のパナマを相手に、後半アディショナルタイムの2点で3-2の逆転勝利を収めたため、辛うじて4位でプレーオフへの進出を果たした。

まさに“他力”の形で生き残ったメキシコ。絶望的な状況から一転して・・・というのを、この日は60分に交代でベンチに下がったマンチェスター・ユナイテッドのFW、チチャリートことハビエル・エルナンデスの表情で紹介。

前回の南アフリカ大会、ユナイテッド移籍が決まった直後に出場し、フランス戦で決勝弾を決めるなど鮮烈な活躍を見せたチチャリート。26歳と油が乗った時期に迎えるブラジルW杯への出場は彼にとっても非常に重要であり、結果に安堵したことだろう。

ちなみに、メキシコの手助けをする形になったアメリカのサッカー連盟はパナマ戦の直後、こんなコメントをTwitterに投稿。彼ららしいユーモアを見せている。

“メキシコさん、どういたしまして”

また、2-2の同点弾を決めたスポーティング・カンザスシティのアメリカ代表MF、グレアム・ズシには、メキシコのファンからスペイン語ラジオ局『La GranD』を通じてソンブレロなどが贈られた。

メキシコでは“San Zusi”(Saint Zusi、聖ズシ)と呼ばれているそうだ。

なお、メキシコは17日付でビクトル・ブセティク監督を解任。ここ一ヶ月で3度目の監督交代となり、来月、ニュージーランドとの大陸間プレーオフに臨む指揮官はいまだ決まっていない。


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