10月18日、フォーフォーツー・オーストラリアは「ウエスタン・シドニー・ワンダラーズに所属している小野伸二選手が、記者会見を一言で終わらせた」と報じた。

記事によれば、小野伸二選手は金曜日のトレーニングセッション終了後に行われる記者会見に出席し、メディアからのインタビューに答える予定となっていた。

しかし当日、小野伸二選手は日本のメディアと5分間話した後、記者会見場では「我々は準備ができている。すみません。ありがとう」とだけ話し、そのまま会場を後にしたという。

小野伸二選手は先週行われたセントラルコースト・マリナーズとの開幕戦ではベンチスタートとなり、後半に途中出場で今季のスタートを切った。会見の拒否はこの起用法に抗議を示した可能性もあるのではとメディアでは推測されている。

また、その後続けて行われたトニー・ポポヴィッチ監督の会見では、小野伸二選手の起用方法については明言されなかった。

 フォーフォーツー

トニー・ポポヴィッチ ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ監督

「(小野伸二選手を起用する?)誰にとっても長いシーズンだ。シンジは我々がそう判断すれば出場することになる。我々はそれを毎週行うし、状況を評価した上で決定する」

オーストラリアのメディアでは、この記者会見はダリウス・ボイド(ラグビーリーグ)、クエイド・クーパー(ラグビーユニオン)に続く短いものだったと報じられている。

ダリウス・ボイドはセント・ジョージ・イラワラ・ドラゴンズに所属していた2009年、ほとんどの質問に一言だけしか答えず、42秒で記者会見を終わらせ、後に謝罪を行っている。

また、クエイド・クーパーは昨年8月、ワラビーズ(ラグビーユニオン・オーストラリア代表チーム)での会見で「言いたいのは私が戻ってきたということだけ。健康だし、順調だし、準備はできている。イーデン・パークで会おう」とだけ答えてその場から去り、話題となった。

 

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