10月22日、オーストラリアン紙は「オーストラリアサッカー協会は、新たな代表監督としてメルボルン・ヴィクトリーのアンジュ・ポステコグルー氏を招へいした」と報じた。
まだ公式発表はないが、すでに交渉は合意に達しているとのことで、早ければ今日にでも発表される可能性があるという。
ただし、ポステコグルー氏はメルボルン・ヴィクトリーとの契約を一年残しているため、オーストラリアサッカー協会は100万ドルに近い額の違約金を支払う必要がある。
アンジュ・ポステコグルー氏は1965年生まれの48歳。名前から想像できる通りギリシャ生まれであるが、5歳の時にオーストラリアへ移住。現役時代はサウス・メルボルンで長くプレーし、1993年に指導者に転身した。
2000年から2007年にはU-20代表を長期間率い、2009年にブリスベン・ロアの監督に。10/11、11/12シーズンにAリーグ2連覇を果たして話題となり、昨季からメルボルン・ヴィクトリーを指揮していた。
昨年のACLでFC東京と対戦した試合を見た方は覚えているだろうが、彼はオーストラリアではかなり組み立てにこだわる攻撃的な監督として知られており、前任のホルガー・オジェック氏とは趣が異なる性格を持つ人材だといえる。