10月22日、バンクーバー・ホワイトキャップスは公式サイトで「元韓国代表DFイ・ヨンピョが、今季限りでの現役引退を発表した」と発表した。

イ・ヨンピョは1977年生まれの36歳。2002年に行われた日韓ワールドカップでは、フース・ヒディンク監督に率いられた韓国代表チームの一員としてベスト4進出に貢献。

大会終了後には欧州へと移籍し、PSVアイントホーフェン、トッテナム・ホットスパー、ボルシア・ドルトムントで活躍。その後はサウジアラビアのアル・ヒラルに所属した後、2011年に最後の場としてアメリカへ移籍。30代半ばにして2シーズンで64試合に出場し、1ゴールを獲得した。

今季のメジャーリーグサッカーのレギュラーシーズンは残り一試合。ホワイトキャップスはウエスタン・カンファレンスで7位とすでにプレーオフ進出の可能性を失っており、今週末のコロラド・ラピッズ戦がイ・ヨンピョにとっての最後の試合となる。

公式

イ・ヨンピョ

「僕の人生の中で最も記憶に残る試合になるだろう。自分は幸せな男だ。若いころに想像していた未来像よりも、遥かにたくさんのものを学ぶことができた。

偉大なチームと素晴らしい人々に囲まれて、今がキャリアを終えるのに最適な時間であると思う。すべてのファン、チームメイト、クラブスタッフに深く感謝している。

バンクーバー・ホワイトキャップスは永遠に自分のクラブであり、ずっと心に残っているだろうと確信している。

この28年間ずっとサッカーをやってきた。そろそろ止め時だ。自分は感動している。2年前にここに来たときは、こんな風にキャリアを終えられるなんて期待していなかったから。とても幸せだ」

なお、朝鮮日報紙の報道によれば、イ・ヨンピョは引退後もカナダに在住し、大学でスポーツマーケティングを学ぶ予定であるという。

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