ブラジルサッカー協会は現地時間24日、来月行われる国際親善試合において、アトレティコ・マドリーに所属するヂエゴ・コスタを同国の代表チームに招集することをFIFA宛てに通達したと『AS』が伝えている。

ヂエゴ・コスタは現在リーガ・エスパニョーラで得点ランキングのトップを走り、好調アトレティコを支える注目株。ブラジルとスペインの二重国籍を所有しており、今後の代表選択が注目されていた。

ヂエゴ・コスタが今回の招集レターを受け取るようであれば、今後はブラジル代表でのプレーのみが認められることになる。万が一今回の招集を拒否する場合、1週間以内にFIFAに申告する必要があるという。

しかし、当のヂエゴ・コスタはスペイン代表でのプレーを望んでおり、その意思はビセンテ・デル・ボスケ監督にも伝達済み。ブラジルサッカー協会は半ば強引に今回の招集に踏み切った形だ。

FIFAの規約では、多重国籍選手は国際Aマッチ公式戦に1試合でも出場すると今後はその代表チーム以外でのプレーができず、親善試合等の国際Aマッチ出場者は、一度であれば所属チームを変更できるという。そのため、今回の代表招集はヂエゴ・コスタにとっても大きな判断になりそうだ。

なお、ブラジル代表は来月15日にホンジュラス代表と、18日にチリ代表と対戦予定。剃刀メーカーの『ジレット』が主催する国際ツアーが予定されており、アルゼンチン、エクアドル、チリ、ブラジル、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ホンジュラスの6ヶ国による代表戦が予定されている。

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