10月28日、シドニー・モーニング・ヘラルド紙は「ウエスタン・シドニー・ワンダラーズに所属している元日本代表MF小野伸二は、クラブとの契約を延長したいと話した」と報じた。
先週末に行われたシドニーFCとのダービーマッチでチームの2点目を決め、勝利に貢献。試合後にはチームに残ることを希望しつつも、その手綱はクラブの側が握っていると話した。
シドニー・モーニング・ヘラルド
小野伸二
「(将来については?)
僕には分からないよ。彼ら(クラブ)に聞いてくれないか。今はあと一年の契約を持っているけど、できるだけ長くここに滞在したいと思っている。なぜなら、クラブも、サポーターも、チームメイトも愛しているからね。
(シドニー・ダービーでの勝利について)
ウエスタン・シドニー・ワンダラーズのサポーターをハッピーにすることができたのは、とてもうれしい。自分では少しシュートが遅いかなと感じていて、キーパーが弾くかなと思った。でもボールはネットを揺らしたので、とても嬉しかった。
大観衆の前でゴールを決められたことに満足している。両チームのサポーターに感謝したい。素晴らしい雰囲気の中で試合を行うことができたし、勝てたことも嬉しい」
ポポヴィッチ監督は契約が残り一年となっている小野伸二、そしてユスフ・ヘルシについては、重要な選手と認めながらも契約延長の交渉を急ぐことはないと話している。
シドニー・モーニング・ヘラルド
トニー・ポポヴィッチ ウエスタン・シドニー・ワンダラーズ監督
「彼(小野)については、おそらくこのクラブにもたらしているだけの功績に値する評価を得ていない。それはピッチ上だけではない。選手たちに本物のプロフェッショナリズムを与えていると思う。
彼は3度もワールドカップに行ったことがある上、毎日、毎試合のように向上する意欲を見せている。
(残り一年となった小野、ヘルシの契約について)
私は、今すぐに交渉を始めなければいけないというほどの圧力は感じていない。契約がある間は、クラブにも選手にも権利がある。
彼らがこのクラブでの時間を楽しんでいるというのは、素晴らしいことだ。
彼らはサッカーを楽しんでいるし、チームに適合しているし、健康状態も問題ない。それはリーグにとってもいいことだと思うよ。二人の良質な選手がここに留まることはね」