サウジアラビア1部リーグ、アル・ナーダ対アル・イテハド戦でこんな珍場面があった。
試合後半、アル・ナーダのGKティシル・アル・アンタイフが自陣ボックス内でボールをキャッチ、そこに相手FWブラジル人FWジョビソンが駆け寄ると・・・
なんとジョビソンはアル・アンタイフの靴ひもを結んであげる優しさをみせたのだ。 この行為にスタジアムは大いに沸いたが、その直後アル・フナイテル主審はホイッスルを吹き鳴らし、アル・イテハドボールの間接フリーキックを宣告。
どうやら、GKは手で6秒以上ボールを保持してはならないという所謂6秒ルール違反を主審は取ったようでこれにアル・アンタイフは愕然。ただし、アル・イテハド側はこのボールを“返却”する大人の対応をみせて、スタジアムは再び歓声につつまれた。
無論、厳密には反則であり主審は正しい判断を下したのかもしれないが、これはちょっとKY気味だった?
なお、試合は両チーム激しく点を獲り合った末、アル・イテハドが後半アディショナルタイムにPKで同点に追いつき4-4のドローで終了している。
アル・ナーダはリーグ9節を終えていまだ未勝利で最下位に沈んでいる。この日は土壇場で勝ち点2を逃したこともあってか、試合後にアル・イテハドの選手と揉めるシーンもあったようで カデリ監督もジャッジングに対する不満を口にするなど後味の悪い試合になってしまったようだ。