1月の移籍ウィンドウ開放へ向けてサッカー界は日々着々と動いているが、『CAUGHTOFFSIDE』が「取引成立し得る10の移籍」をリストアップしているのでご紹介しよう。
ウィル・ヒューズ
噂: ダービー・カウンティ → リヴァプール
「NEXTスティーヴン・ジェラード」として高く評価される18歳のMFは数多くのトップクラブが未マコル注目株。少なくとも1200万ポンドの移籍金が必要と評価されている。
ダービーでヒューズがデビューしたのは2011-12シーズン。昨年はチャンピオンシップで35試合に出場し、一躍注目を集めた。リヴァプールのブレンダン・ロジャーズ監督は中盤のオーバーホールを考えており、18歳と若いヒューズに強い関心を抱いているという。
マルティン・シュクルテル
噂: リヴァプール → ナポリ
夏のマーケットでも騒がれたスロヴァキア代表DFの移籍話だが、引き続きラファエル・ベニテスが指揮を獲るナポリへ移籍すると噂されており、1月には本格化するといわれている。
ベニテスは2008年にシュクルテルをゼニト・サンクトペテルブルクから獲得した監督であり、以降もファーストチームでレギュラーとして起用してきた。ベニテスは守備陣の強化を強く望んでおり、1月のマーケットでは何らかの動きがあるのは間違いないだろう。
アンデル・エレーラ
噂: アスレティック・ビルバオ → マンチェスター・ユナイテッド
夏の移籍マーケットでも大きく騒がれたのがこのスペイン代表MFのユナイテッド移籍だ。デッドライン目前のオファーという事で移籍は成立しなかったが、1月こそ移籍が成立するのではないかと言われている。
デイヴィッド・モイーズのチームは現在リーグ戦で中位に沈んでおり、1月には補強に打って出るといわれている。課題はビルバオから選手を獲得するにはビルバオの要求額を支払う必要がある事だ。ユナイテッドがどのような決断をするのか見ものである。
イケル・カシージャス
噂: レアル・マドリー → マンチェスター・シティ
レアル・マドリーを長年支えてきたスペイン代表GKは窮地に立たされている。新監督のカルロ・アンチェロッティはディエゴ・ロペスをファーストGKとして選択。カシージャスはスペイン代表のレギュラーながらもクラブチームでは控えの日々が続いている。
アーセナルが獲得候補最有力と噂されてきたが、ヴォイツェフ・シュチェスニとの契約更新を行っているため、現在のトップランナーはマンチェスター・シティのようだ。シティはジョー・ハートへの信頼が非常に薄れており、マヌエル・ペジェグリーニ監督が32歳のGKの獲得を望んでいるという。
アレシャンドレ・パト
噂: コリンチャンス → トッテナム or アーセナル
かつてブラジルの神童と呼ばれた天才FWは今年の1月にミランを去り母国ブラジルへと帰った。ブラジルへ戻った選手が再び欧州へ帰ってくるケースはそれほど多くないが、依然として高い注目を集めているのはその若さ故だろう。
コリンチャンスもプレスに対してオファーを聞くつもりであると表明しており、24歳のブラジル代表アタッカーは再び欧州に帰ってくるとみられている。
候補として有力なのはトッテナムだ。彼らはレアンドロ・ダミアォンからパトへと獲得候補を変えたといわれている。また、そのライバルであるアーセナルもメスト・エジルの才能をフルに引き出すFWとしてパトをリストアップしているという。
ニコラス・ガイタン
噂: ベンフィカ → マンチェスター・ユナイテッド
ビルバオのエレーラ同様にガイタンの獲得もユナイテッドの中盤の問題を解消すると噂されている。しかしながらデイヴィッド・モイーズ監督はエレーラの方を好んでいるとも言われている。
25歳のアルゼンチン代表はベンフィカのキーマンであり、昨年のヨーロッパリーグにおけるクラブの躍進を支えた選手の1人。プレミアリーグだけではなく欧州中でその存在が注目されている。
フェルナンド・ジョレンテ
噂: ユヴェントス → アーセナル
スペイン代表アタッカーは以前として欧州中のターゲットとなっている。昨季もジョレンテはアスレティック・ビルバオと契約が切れる事から欧州で注目を集める存在であったが、最終的にユヴェントス移籍をチョイス。しかし、結果として出場機会をあまり得られない事態となっている。
アーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲル監督はセリエAで苦しむジョレンテの救済を熱望しているといわれている。オリヴィエ・ジルーの好調が現在のアーセナルの好調の一翼を担っているが、彼のバックアップが存在しないからである。アーセナルは多くのアタッカーと噂になっているが、ソリューションはスペイン代表FWとなるのであろうか。
ファン・マタ
噂: チェルシー → PSG
スペイン代表のアタッカーは夏のマーケットから放出候補と騒がれ続けている。過去2シーズンのチェルシーにおけるベストな選手と言われながらも、ジョゼ・モウリーニョ新監督の構想外と言われてきたからだ。事実マタは出場機会を得るのに非常に苦戦。出場機会を掴むたびに活躍しているものの、チェルシーの希望する値段であれば売却されるという見方が強い。
そして今、大型投資を続けてきたPSGが獲得に動いているという。25歳のスペイン代表を獲得するだけの資金力は十分。あとはモウリーニョがどのような判断をするかによるだろう。
レイトン・ベインズ
噂: エヴァートン → マンチェスター・ユナイテッド
夏のマーケットで大きく取り沙汰された話題の一つはイングランド代表サイドバックのユナイテッド移籍だ。28歳のベインズはパトリス・エヴラの理想的な後継者と噂されてきた。しかしながら主力の引き抜きを嫌うエヴァートンが放出を拒否。ユナイテッドは最終的にマルアヌ・フェライニの獲得を優先してベインズの獲得を諦めている。
そして1月がやってくる。デイヴィッド・モイーズが古巣からの引き抜きを狙うのは間違いないだろう。ベインズを獲得できる十分な条件を出せるかどうか、非常に注目されている。
ロベルト・レヴァンドフスキ
噂: ドルトムント → チェルシー
ドルトムントのアタッカーは今季で契約が満了するため非常に注目を集めている。一説には既にバイエルンと契約しているという噂もあるが、この噂は浮上するたびに否定されている。かつてマンチェスター・ユナイテッドも興味を示していたが、彼らは既に興味を失っている。これはロビン・ファン・ペルシーの加入でレヴァンドフスキを獲得する必要性が無くなったからだ。
そして今レヴァンドフスキに注目しているのは、チェルシーだ。チェルシーはFW陣が波に乗れておらず、ジョゼ・モウリーニョは信頼できるアタッカーを探している状況にある。多くのFWと噂になっているが、プレミアリーグ制覇を視野に入れ、1月に電光石火の獲得劇を見せる事もあり得るだろう。