11月12日、アフラム紙は「CAFチャンピオンズリーグを制したアル・アハリは、政治的ジェスチャーを行ったアハマド・アル・ザハルと、表彰式を欠席したムハンマド・アブトリカの2名に制裁を与えた」と報じた。

アハマド・アル・ザハルは、決勝戦で2点目のゴールを決めた後、4本指を立てるジェスチャーを行った。これは先日のクーデターで失脚したムハンマド・ムルシ前大統領を支持すると受け止められるものであり、政治的な行動であるとして論争を巻き起こしていた。

スポーツ大臣を務めているタヒル・アブザイード氏は、サッカー連盟に対して「我々は判断を下すことはできないが、連盟に制裁を求めている」と発言。

アル・ザハル本人は12日に公式な謝罪を行い、「8月14日の衝突で亡くなった友人に捧げるものだった」と表明し、政治的な意図がなかったと釈明している。

また、ムハンマド・アブトリカはCAFチャンピオンズリーグ決勝戦後に行われたメダル授与式を無断で欠席。後にアブトリカ自身がエジプトサッカー連盟への不満を表明するためにボイコットしたと明かした。

アル・アハリは彼らの行動に対して制裁を与えることを決定。アル・ザハルに関しては、FIFAが禁止している政治的アピールを行ったとして、CAFチャンピオンズリーグのボーナスの剥奪、来月行われるクラブワールドカップへの出場停止、そして移籍リストへの掲載、アブトリカには50000エジプトポンド(およそ72万円)の罰金が科せられることが発表されている。

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