タイトルを見てこの記事をクリックしたそこのあたなは、おそらく一度はこの疑問に悩まされたことがあるはずだ。
今や世界トップレベルのリーグとなったブンデスリーガでは、区別が難しく“こんがらがりがち”になる選手たちが何例かいる。
その代表例と呼べるのが、クローゼやクロースといった選手たちに代表される“Kr(l)―”系の選手だろう。おそらく、よっぽどブンデスリーガを追いかけていない限り、完璧に違いを理解している人もそう多くはないはずだ。
今回は、“Kr(l)―”と名のつくそんなブンデス系選手たち6名をまとめてみることにしよう。
【クローゼ、クロース、クルーゼ、クルーズをまとめてみた】
▽1人目:ミロスラフ・クローゼ(Miroslav Klose)
CF / ドイツ国籍 / ラツィオ所属 / 184cm / 84kg
おそらく最も知名度の高いのがクローゼ。2002年W杯での活躍は記憶に新しく、W杯での通算得点記録もロナウドに次ぎ2位につける。
現在はラツィオに所属しておりブンデスリーガでプレーはしていないが、ブレーメンやバイエルンでも得点を量産した。
▽2人目:トーニ・クロース(Toni Kroos)
CMF / ドイツ国籍 / バイエルン・ミュンヘン所属 / 182cm / 77kg
2番目に有名なのが、トーニ・クロース。バイエルン・ミュンヘンでもレギュラーを掴んでおり、貴重なプレーメーカーとしてドイツ代表でも確固たる地位を築いた。
ドイツの各ユース代表でも中心選手として君臨し、プレースキックも非常に正確である。
▽3人目:マックス・クルーゼ(Max Kruse)
CF / ドイツ国籍 / ボルシアMG所属 / 180cm / 76kg
このあたりから日本での知名度もぐっと落ちてきそうな3人目。ここで紹介するのは、現在ブンデスリーガで売り出し中のストライカー、マックス・クルーゼ。
クルーゼは現在ボルシアMGに所属しており、12試合を終え7得点。動き出しとポジショニングの良さで得点を奪うタイプだが、左足での強烈な一撃も持ち味。
ドイツ代表にも選出されており、日本時間20日早朝に行われるイングランド代表との親善試合では先発起用が噂されている。
▽4人目:ロビー・クルーズ(Robbie Kruse)
WG / オーストラリア国籍 / レヴァークーゼン所属 / 179cm / 72kg
こちらはオーストラリア国籍のウインガー、クルーゼ。
レヴァークーゼンでは途中出場が多くなかなかシドネイ・サムとソン・フンミンの牙城は崩せていないが、比較的万能的なプレーヤーとしてアクセントをもたらす。
オーストラリア代表でも中心選手であり、今年6月に埼玉スタジアムで行われたW杯アジア予選の日本戦では、背番号10を背負って先発出場した。
▽5人目:フェリックス・クロース(Felix Kroos)
OMF / ドイツ国籍 / ヴェルダー・ブレーメン所属 / 184cm / 70kg
その2で紹介したトーニ・クロースの弟。
プレースタイルは兄のトニと似ているが、フェリクスの方がゴールに対する意識が高いと評される。U-16時代からドイツのユース代表で積み上げたゴールは20を越えており、得点感覚の高さが売りのMF。
▽6人目:ティム・クローゼ(Timm Klose)
CB / スイス国籍 / ヴォルフスブルク所属 / 195cm / 87kg
その1で紹介したクローゼと同じ綴りのCB。
ミロスラフとの血縁関係はなく、母親はスイス人。スイスU-21代表経験を持つ長身でクレバーなタイプのCBで、空中戦において圧倒的な強さを発揮する。
どことなく、ミカエル・ラウドルップに似てる?
なお、現在第2弾も企画中。
次回は、こちらもブンデスリーガに多く在籍する「ミュラー」を整理していく予定。乞うご期待!