先月UAEで行われたU-17W杯において、あの“ズラタン・イブラヒモヴィッチ2世”とも呼ばれる選手が活躍していたのをご存知だろうか?
その選手は、実はベスト16で対戦した日本代表との試合にも出場しており、その試合では先制点をゲット。その後も3位決定戦のアルゼンチン戦ではハットトリックを記録し同大会の得点王に輝くなど、今世界中のクラブから広く注目されているという。
彼の名前はヴァウミール・ベリシャ。スウェーデン国籍だが東欧の血も引く、イブラヒモヴィッチによく似たバックグラウンドの17歳である。
ベリシャは1996年6月6日生まれの現在17歳。国籍こそスウェーデンだがコソヴォの血も引いているようで、ルーツを東欧にもつイブラヒモヴィッチとやはりどこか重なるものはある。
ベリシャの名が一気に知れ渡ったのは先月行われたU-17W杯。この大会で3位に輝いたスウェーデン代表において、ベリシャは7得点と大暴れ。見事大会得点王に輝き、注目の的となった。
ホンジュラス戦で見せたヒールキックによるゴールが印象的であるため、“イブラヒモヴィッチ2世”との愛称で呼ばれているが、本来は決定力が魅力のストライカーだということ。それもそのはず、スウェーデンU-17代表では17試合に出場し、13得点を奪う活躍ぶりだった。
ベリシャは現在、スウェーデンリーグハルムスタッドのユースチームに所属しており、リヴァプールやトッテナム・ホットスパー、サンダーランド、またドイツやポルトガル方面からも獲得の噂があると英国紙は伝えている。
ベリシャの代理人であるアンドレス・カールソン氏は「具体名は挙げられないが、イングランド、ドイツ、オランダ、スペイン、ポルトガル、イタリアのクラブから話は来ている」とオファーを認めているとのこと。
なお、ベリシャはU-17W杯ではFW登録だったが、UEFA.comによるとなぜかMF登録されている。