先日行われた国際親善試合の南アフリカ戦で、右足を負傷し約6週間の離脱となったスペイン代表のGKビクトル・バルデス。
今シーズン限りでのバルセロナ退団が現実的になっているそんなバルデスだが、これで2013年の復帰が難しくなり、バルセロナにとっても大きな痛手となっている。
そんなバルデスの負傷に対し、FIFAが保証金を与えるようだと『MARCA』が伝えている。
記事によると、FIFAが定めるインターナショナルマッチウィーク中に発生した負傷については、28日以上の戦線離脱を要する場合に限ってFIFAから保証金が下りるそう。
この規則は、2012年に承認されたFIFAの『FIFA Club Protection Programme』。FIFAはPDFファイルでその詳細を公表している。
その額は1日最大2万548ユーロ(およそ277万6843円)で、ビクトル・バルデスには14日分の保証金がバルセロナへと支払われる予定だという。
また先日Qolyでもお伝えした通り、イタリア代表との親善試合で全治6ヶ月の負傷を負ったドイツ代表のケディラにもこのルールが適応されることになっており、レアル・マドリーはバルセロナと1日につき同額の保証金を受け取ることになる。
ちなみに、上述の南アフリカ代表対スペイン代表の親善試合では、実に珍しいシーンが生まれたことでも話題にもなっている。
この日後半から出場したビクトル・バルデスは76分に負傷。しかし、この時スペインは6枚の交代カードを既に使いきっており、急遽DFのアルバロ・アルベロアがGKの位置に。
しかし、あくまで親善試合ということもあり、オジアセ・ウィリアム・コト主審はなんと7枚目の交代を黙認。負傷したビクトル・バルデスに代わり、ホセ・マヌエル・レイナが途中出場するという出来事が起こった。
南アフリカの選手たちは納得がいかなかったようだが、試合は南アフリカが1-0の大金星。主審を務めたオジアセ・ウィリアム・コト氏はFIFAから何かしらの処分を受ける模様だと伝えられている。