11月27日、スーパースポーツ・ドットコムは「ジョエル・マティプとエリック=マクシム・シュポ=モティングの出場資格に対するチュニジアからの抗議について、カメルーン側が反論した」と報じた。

カメルーンとチュニジアは先日ワールドカップ3次予選で対戦。その結果、2試合の合計スコア4-1でカメルーンが勝利し、本大会への出場権を手にしている。

しかし、敗北したチュニジアはその後「カメルーンに出場資格のない選手がいるのではないか」とFIFAに苦情を提出。現在その調査が進められており、その結果については今日28日に発表されるとのこと。

チュニジアが問題としているのは、MFジョエル・マティプ(シャルケ04)とFWエリック=マクシム・シュポ=モティング(マインツ05)の2名。彼らはともにドイツ人の母を持つハーフであり、カメルーンでの居住経験はない。

しかし、カメルーンサッカー連盟の事務総長を勤めているトンビ・ロコ・シディキ氏は「カメルーンの国籍法を理解していない」とチュニジアの指摘に反論した。

スーパースポーツ・ドットコム

トンビ・ロコ・シディキ カメルーンサッカー連盟事務総長

「チュニジアは間違いを犯している。FIFAに訴える前に、我々の国籍法について調査すべきだった。

カメルーン人から生まれた者は国籍を喪失しない。彼ら(マティプとシュポ=モティング)はカメルーン人の親を持っている。従って彼らは生まれながらのカメルーン人だ。我々の地では、カメルーン人の親から生まれた者は、皆自動的にそう位置づけられる。

2名の父はカメルーン人であり、従って彼らはカメルーン人だ。あなたがかつて見たドイツ人が、マティプやシュポ=モティングと呼ばれていたとしてもね」

マティプもシュポ=モティングも2010年ワールドカップに出場しており、既に多くの試合でプレーした選手。万が一ここに来て認められないということになれば、当時FIFAが許可を与えたこと自体にも批判が集まるが……

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