12月3日、フランス・リーグアンの第16節の3試合が開催された。
上位争いの直接対決となったリールとマルセイユの試合は、ロスタイムにノラン・ルーがダイビングヘッドで先制点を決める劇的な展開となった。勝利したリールはリーグアン連続11試合無失点を達成。
そして、やはりこの試合で一番活躍したのは、現在フランスで最も注目を集めている選手といえる、ナイジェリア代表GKヴィンセント・エニェアマであった。
24分にはジニャックの決定的なシュートを果敢な飛び出しで防ぎ、今日も好調であることを見せつける。
さらに54分にもジニャックのシュートを至近距離でストップ。
63分にはパイェット、ジニャックの鋭いシュートを連続で弾き出した。
この結果、エニェアマは自身の連続無失点記録を1040分にまで伸ばすことに成功。昨年PSGのサルヴァトーレ・シリグが記録した949分を抜き、リーグの名称が現在のものとなってからの最長記録を更新した。
なお、ディヴィジョン・アン時代の最高記録はガエタン・ウアールが92/93シーズンに記録した1176分。つまり、エニェアマはあと1試合+前半を無失点で抑えることができれば、現在のリーグのみならずフランスサッカーの歴史上で最高のGKという名誉を手に入れることになる。