先月の国際親善試合で、右ひざ前十字靭帯断裂の重症を負ったドイツ代表のサミ・ケディラ。そんなケディラに、レアル・マドリーが長期契約を提示するようだと、スペインメディア『MARCA』が伝えている。

『MARCA』によると、現在のケディラの契約は2015年6月まで。契約交渉は今年の夏から始まっていたが、マドリーはケディラが全治6ヶ月の大怪我を負ったこのタイミングで、2018年までの契約延長を提示する意向のようだ。

記事によると、この契約延長にはケディラの市場価値を維持する目的もあるようだが、W杯という大舞台直前に大怪我を負い、前途多難なリハビリ生活が待つケディラに対するレアル・マドリーの明確な意思表示であることが想像できる。

先日、アキレス腱の負傷でおよそ2ヵ月の離脱を強いられたマイケル・キャリックも、マンチェスター・ユナイテッドからそのタイミングで契約延長のオファーを受けていた。

レアル・マドリーは利益が求められるプロサッカークラブであり、契約更新には当然ビジネス的な目論みも含まれるだろうが、契約更新自体が選手へのメッセージになる部分はある。

クラブからの信頼を糧に、ケディラはリハビリに打ち込むだろう。

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