12月16日、ペルシアンフットボール・ドットコムは「イラン代表監督を務めているカルロス・ケイロス氏は、日曜日の記者会見でFC東京のMF長谷川アーリアジャスールを招集する方針を発表した」と報じた。
2011年4月にイラン代表監督に就任したカルロス・ケイロス氏は、海外生まれ、あるいは他国で育成された選手を積極的に招集してチームを強化。その結果、2014年ワールドカップへの出場も果たしている。
ケイロス監督就任以降は、アシュカン・デジャガー(ドイツ→イラン)、レザ・グーシャネジャド(オランダ→イラン)、ウミド・ナザリ(スウェーデン→イラン)、ダニエル・ダヴァリ(ドイツ→イラン)、スティーヴン・バイタシュール(アメリカ合衆国→イラン)の5選手が国籍を変更してイラン代表入りを果たしている。
長谷川アーリアジャスールに関しては昨年4月の段階からイラン代表から関心が寄せられていることは報じられていた。
しかし記事によれば、今回はキャンプの準備のために南アフリカに向かう前の記者会見において、カルロス・ケイロス監督が自らその方針を発表したとのことである。以前は報道が先行していたが、ワールドカップに向けた本格的な強化の段階に入り、この話も現実味を帯びてきているようだ。
長谷川アーリアジャスール選手は2012年5月に行われたアゼルバイジャン戦で日本代表チームに招集されているが、出場機会がなかったためイラン代表入りの権利は残っているものと思われる。