1950年以来、実に64年ぶりに自国でワールドカップを開催するブラジル。半年後に迫った“フッチボウ”の祭典に向けて準備が進む中、メーカー側もそれにあやかるというと語弊があるかもしれないが、一緒に盛り上がろうと様々な企画を進行させている。

大会公式パートナーであるadidasはブラジルの名門クラブ、パルメイラスの創立100周年記念サードモデルをセレソンそっくりのデザインに仕上げたほか、マルセイユのフォースモデルとしてブラジルをイメージした鮮やかなユニフォームを制作。そして今度はUmbroが、1994年のブラジル代表ユニフォームの復刻版とも言える記念モデルをブラジルのそれぞれ別のクラブからリリースした。

カンピオナート・ブラジレイロ2部で今年、パルメイラスに次ぐ2位に入り、来季は35年ぶりにトップリーグを戦うシャペコエンセ。その快挙を祝福するような形で発表されたのが、この見事なカナリア色のユニフォームである。

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Chapecoense 2013-14 Umbro “Brazil '94”

1994年のアメリカW杯、カルロス・アルベルト・パレイラ監督に率いられ24年ぶり4度目の世界制覇を達成したブラジル。Umbroは当時のユニフォームサプライヤーであったことから、現在契約しているチームの中から好調のシャペコエンセが記念モデルの提供チームとして選択されたようだ。

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斜めに並んだエンブレムの透かしが印象深いデザインである。

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Brazil 1994-95 Umbro Home

94年のブラジル。結果は残したものの、その効率的なスタイルには国内で賛否両論があった。

一方、今季の1部リーグで3位に入ったのがクリチーバの強豪、アトレチコ・パラナエンセ。元ブラジル代表FWアドリアーノが契約に向けてトレーニングに励んでいることを最近お伝えしたクラブだが、こちらは“Brazil '94”のアウェイモデルが新しいサードユニフォームとして登場した。

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Atlético Paranaense 2013-14 Umbro “Brazil '94”

よって来年、リーグ戦でシャペコエンセとアトレチコ・パラナエンセが対戦する際には、もしかしたらブラジル代表の紅白戦のような光景が見られるかもしれない。


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