AFP通信は「アーセナルの監督を務めているアルセーヌ・ヴェンゲル監督は、UEFAにアウェイゴール制度の撤廃を要請したことを明らかにした」と報じた。
スイス・ジュネーヴで行われた会議に出席したヴェンゲル監督は、終了後の取材でこう話したという。
AFP
アルセーヌ・ヴェンゲル アーセナル監督
「昨シーズン、我々はアウェイゴールのために大会を去ることを余儀なくされた。その後、その制度を撤廃するようUEFAに要請した。
我々はホームでバイエルンに1-3で敗れ、ミュンヘンで2-0と勝利した。アウェイゴールはあまりに重すぎて、大きすぎる。もう正当なものとはいえない。
人々は私の疑問に驚いていた。しかし、これは現代サッカーの問題点でもあると思うのだ。
なぜアウェイゴールが重視された? なぜならそれはテレビがなかったからだ。過去では、敵地での試合はラフプレーに晒されたものだし、選手たちに刺激を与える必要があったからだ。
しかし、現代ではすべての試合がテレビで放映されており、そして分析され尽くしている。従って、ホームとアウェイで大きな違いはない。
時々、私は考える。ホームで失点をしたくないがためにカウンターを選択する・・・・・・今、第一に監督が言うのは『相手に得点を与えないでおこう』ということなのだ」