オランダの強豪PSVは15日、英プレミア・フラムに所属するコスタリカ代表FWブライアン・ルイスをシーズン終了までのレンタルで獲得したことを発表した。

中米のコスタリカ生まれのルイスは現在28歳。サプリサと並ぶ国内の強豪アラフエレンセから2005-06シーズンにベルギー1部ヘントへ移籍し欧州初上陸を果たすと、3シーズン活躍した後に2009-10シーズンにオランダ1部のトウェンテへ加入。ここで3トップの右サイドながら24ゴールを記録し、同クラブのリーグ初優勝という偉業に中心メンバーとして大きく貢献した。

それから2シーズンでリーグの代表的な選手へと成長すると同時に世界的な知名度も上げ、2011-12シーズン夏にオランダ人マルティン・ヨル監督率いるフラムへ移籍。しかしイングランドの地ではオランダ時代ほど輝けず、また先月、成績不振によりヨル監督が解任されて以降は出場機会を減らしていた。

今回の移籍は半年後に控えるワールドカップ本大会へ向けコスタリカ代表のキャプテン(61試合12得点)としてより多くの出場機会を求めるルイスと、相次ぐ怪我人の影響などで前半戦を7位で終え、後半戦の巻き返しを誓うフィリップ・コクー率いるPSVの思惑が一致したかっこうだ。

コスタリカ代表は本大会ではグループDに入り、ウルグアイ、イタリア、イングランドと対戦。なお、ルイスのPSVの背番号は23に決まっている。

【厳選Qoly】遠藤航の運命は…オランダ人監督に「プライドをズタボロ」にされ人生が変わった世界的スター5名