2年目のランコ・ポポヴィッチ監督とともにポゼッションを重視した攻撃的なサッカーで上位進出を目指したFC東京。
補強の目玉として、ロンドン五輪代表のMF東慶悟を大宮から獲得して臨んだ2013シーズンは、開幕2連勝からまさかの4連敗、しかしそこから再び3連勝という戦績が表すように、どこか“危うさ”が漂っていた。それでも前年に比べて完成度が増したチームは自慢の攻撃力を武器に勝ち点を重ねていったが、4連勝で5位まで順位を上げて迎えた28節、勝負どころの鹿島戦で1-4の大敗。結局前季の10位から8位へのポジションアップに留まり、契約満了によりポポヴィッチ監督は退任(その後、C大阪の監督に就任)。エースストライカーの渡邉千真(17得点)に次ぐ11得点をあげたルーカスは現役を引退した。
新監督にイタリア人のマッシモ・フィッカデンティ氏を招聘した今オフ、レギュラークラスではMF長谷川アーリアジャスールがC大阪へ移籍。ただ、期限付き移籍していたMF羽生直剛(甲府)、MF梶山陽平(大分)、MF幸野志有人(長崎)、DF椋原健太(C大阪)が復帰しており、特にJ2の長崎で活躍を見せたU-21日本代表の幸野に期待がかかる。FWエドゥー、DFマテウスといったブラジル人選手も補強済み。
FC東京は20日、2014シーズンに使用するユニフォームを発表。デザインは2013モデルを継続しており、唯一の変更点は選手名と番号のフォント。特に選手の番号は、一枚のテープを折り曲げたような独特のフォントを採用している。(同じフォントの横浜F・マリノスの新ユニフォームを参照)
新監督・新加入選手が笑顔でガッツポーズ! #fctokyo pic.twitter.com/8mwC84bjt1
— FC東京 広報部 (@fctokyo_express) 2014, 1月 18
先日行われた新体制発表記者会見の様子で、左からMF平岡翼、MF武藤嘉紀、エドゥー、フィッカデンティ監督、マテウス、GK圍謙太朗(苗字は「かこい」と読む)、そしてDF松田陸。びわこ成蹊スポーツ大学から加入した松田は注目選手の一人であり、双子の弟、FW松田陸も名古屋へ入団している。