2月10日、フォックススポーツは「不振が続くシドニーFCのフランク・ファリーナ監督が更迭された場合、アレッサンドロ・デル・ピエロが後を継ぐ可能性がある」と報じた。
シドニーFCはこのところ8試合で1勝1分け6敗と極度の不調に陥っており、Aリーグでは7位に転落、ついにプレーオフ進出圏内から外れてしまった。
さらに先週末のアデレード戦敗北後にインタビューで不満を述べたオーストラリア代表MFニック・カールとDFマット・トンプソンが、トップチームのトレーニングから無期限で追放される事態となった。
チームを率いるフランク・ファリーナ監督は、契約が来季末まで残っており、辞任の意志がないことを明確にしている。
しかしファンの抗議の声は大きく、会長を務めているスコット・バーロウ氏、CEOを務めているトニー・ピニャータ氏はその対処に追われている。今週行われるサポーターグループとの協議を前に、クラブのリーダーシップに問題があると感じていることを明らかにした。
フォックススポーツ
スコット・バーロウ
「これは選手たちの所為ではない。それを彼らには知って欲しい。我々は、彼らが最善を尽くせるよう、土曜日に向けて支援していく。これはリーダーシップの話なのだ」
そして、記事によればフランク・ファリーナ監督が更迭された場合、選手として所属している元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが、コーチの役割を引き受ける用意があるという。その意志はチームメイトに明らかにしているとのことだ。
とはいえ、Aリーグでもプロチームをヘッドコーチとして指導するにはライセンスが必要となるため、現実的には多くのハードルが待ち構えており、何らかの例外的な措置が不可欠となる。