英国『Guardian』は現地時間24日、レアル・マドリーのコーチを務めるジネディーヌ・ジダン氏の長男エンソ・フェルナンデスがフランスU-19代表に選出されるようだと伝えている。

エンソ・フェルナンデスは1995年3月24日生まれの18歳。ジネディーヌ・ジダンの長男であり、レアル・マドリーのフベニールAに所属している。

ジダン氏がレアル・マドリーに在籍していた2004年から同クラブの下部組織でプレーしており、スペイン国籍も保有。これまでにはU-15スペイン代表からの招集経験もあった。

しかしそんなエンソ・フェルナンデスだが、来月5日に予定されているU-19フランス代表対U-19スペイン代表の試合で、U-19フランス代表として出場することが濃厚だという。

FIFAの規約によると、世代別代表の出場経験はフル代表の国籍選択に影響を及ぼさない。父親であるジダン氏も長男の代表選択についてはあまり干渉しない様子だという。

今回の件に対し、UEFA U-21選手権を目標にしたフランスU-21代表の監督であるウィリー・サニョル氏は「彼はフランス代表のユニフォームを着ると決心したようだ。将来的に、その選択を変えることはできる。しかし、現在の彼の望みはフランス代表としてプレーすることなんだ」とコメントを残している。

ちなみにこのエンソ、ジダン氏の少年時代のアイドルである元ウルグアイ代表FWエンソ・フランチェスコリに因んだ名付けられている。フェルナンデスは母親から譲り受けた名前で、レアル・マドリーでの登録名は「エンソ・フェルナンデス」である。

レアル・マドリーの公式HPによれば、憧れの選手は偉大なる父親だそうで、記憶に焼き付いている試合は1997年のUCLユヴェントス対アヤックス戦とEURO2000のフランス対ポルトガル戦だそう。


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