3月4日、インデペンデント紙は「元ルーマニア代表DFゲオルゲ・ポペスクは、脱税および資金洗浄の罪により3年1ヶ月の懲役刑を言い渡された」と報じた。
ゲオルゲ・ポペスクは1967年生まれの46歳。PSVアイントホーフェンやトッテナム・ホットスパー、バルセロナ、ガラタサライなどのビッグクラブで活躍した伝説的なDFで、ルーマニア代表115試合出場という記録を持つ。
ポペスク氏は1999年から2005年にかけて国外に移籍した12名の選手の取引に際して虚偽の申告を行い、税金の支払いを逃れるための工作をしたとされ、他の7名とともに起訴されていた。
不法な取引が行われた選手については、ニコラエ・ミテア(ディナモ・ブカレスト→アヤックス)、コズミン・コントラ(ディナモ・ブカレスト→アラベス)、イオネル・ガネア(グロリア・ビストリツァ→シュトゥットガルト)などが含まれているという。
なお、ポペスク氏と共に有罪判決を受けたのは、クリスティ・ボルチェア(元ディナモ・ブカレスト会長)、ゲオルゲ・コポス(ラピド・ブカレスト元オーナー)、ミハイ・ストイカ(ステアウア・ブカレスト元GM)、ジャン・パードゥレアヌ(グロリア・ビストリツァ名誉会長)、ジョアン・ベカリ(代理人)、ヴィクトル・ベカリ(代理人)、ゲオルゲ・ネツォイウ(政治家)の7名。