来年2015年にチェコで開催される予定のU-21EURO、その本大会出場をかけた予選が行われている。グループ1に入ったイングランドU-21代表は現地5日、ウェールズを1-0で下し、現在リーグ首位と予選突破が近づいている。
そんななか、代表招集を巡ってイングランドU-21代表を率いるギャレス・サウスゲイト監督が当惑する出来事があったそう。『Telegraph』などの現地メディアが伝えている。
なんでも、この試合に向けてサウスゲイトはマンチェスター・ユナイテッドのDFマイケル・キーン(21歳)を招集したはずだったのだが、FAが誤って双子の別人を登録してしまっていたとか。間違えて登録されていたのはマイケルの双子で現在マンチェスター・ユナイテッドから2部QPRへローン中のFWウィル(ウィリアム)・キーン。
FAはウェールズ戦の1時間ほど前になってこの“管理上のエラー”を発表し、これによってマイケル・キーン(今週末からブラックバーンにローン予定)はこの試合でプレーすることができなかった。この影響でチェルシーのDFナサニエル・チャロバーが急遽代役としてスタメンでプレーすることになったそう。
なお、マイケルのほうはU-21代表の主力としてプレーしているが、ウィルのほうはサウスゲイトのチームに招集されたことはこれまで一度もなかったとか。
そのサウスゲイトはこのように話したそう。
「我々は管理的なエラーをしてしまったので、マイケルは登録されていなかった。本当のところの理由はまだ分からない。こんなことは聞いたことがない。 本当に彼のことは残念だった。彼は我々のやろうとしていることのキーだったからね。とはいえ、我々はこの状況に適応してみせた。ナサニエルは本当に冷静だったしね。重要なのはチームが自分たちのやり方で反応し、それをとてもスムースにやり遂げたことだ」
ちなみに、マイケルのほうはアイルランドU-17代表としての経験もあったが、U-19からイングランドに鞍替えしている。ウィルもイングランドU-19代表の経験はあり、こちらはトップ下もこなすなど多才な万能型フォワード。
【試合ハイライトなど】