先日、スペイン2部リーグがなにやら混沌としているとの話題をお伝えしたが、サウジでも大変なことになっているようだ。

昨年の8月末に開幕したサウジアラビア1部の2013-14シーズンは残り1節となり、優勝はすでにアル・ナスルに決定。さらに、ACL出場権が与えられる上位3位チームの面子と、最下位のアル・ナフダの降格もすでに決定している。

そんななか、残る降格チーム1枠を巡って熾烈な争いが展開されている。(下位2チームが2部に降格)

現時点の順位表がこちら。 (左から3番目の列に並んでいる数字が勝ち点。そこから右に得失点差、失点、得点。青字は不明で、灰色は負け数、緑は分け数、赤は勝ち数。黒は試合数。一番右が現在の順位)

昨年優勝したアル・ファターが前半戦13位にまで落ち込んだり、2013年にはACLに出場したアル・イティファクも残留争いに巻き込まれるなど大波乱。最後の1試合を残して8位のアル・ファターから13位のナジランまでに降格の可能性があるのだ。(ただし、8位のアル・ファターは得失点差からして残留がほぼ決定的)

すべてが決まる最終節の組み合わせはこちら。

アル・シャバブ(4位)対アル・ウルバー(11位)
アル・アハリ(3位)対アル・イティファク(10位)
アル・ショアラー(12位)対アル・ラーイド(9位)
アル・ターウーン(5位)対アル・ナスル(1位)
ナジラン(13位)対アル・イティハド(6位)
アル・ファイサリー(7位)対アル・ナフダ(14位)
アル・ファター対(8位)アル・ヒラル(2位)

ちなみに、イティファクは今季4人の人物が監督を務めるなど混乱。レバノンをW杯3次予選に導いたドイツ人監督テオ・ベッカーが数か月で首になると、 ルーマニア人のトゥドルをはさんで クウェート代表を躍進させたゴラン・トゥフェグジッチを招聘し3バックを導入するもこれまた数か月で解任。 現在はルーマニア人のアンドーネが監督を務めている。

ただ、波乱となった今季だが客足は伸びていたようで、残り2節の時点で観客数記録を更新していたとか。残すは1節。果たしてどんな結果が待ち受けているだろうか・・・


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