土曜日に行われるAリーグ第27節、ウエスタンシドニー・ワンダラーズとのホームゲームで現役を引退する元オーストラリア代表FWハリー・キューウェル。

若くして栄光を掴んだものの、その後度重なる怪我に苦しんだ波乱のサッカー人生を、『Fox Sports』のインタビューで語っている。

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Fox Sports

ハリー・キューウェル

(1998年ワールドカップ予選、プレーオフでイランに敗れて敗退したことについて)

「僕は打ちひしがれたけど、次のチャンスをものにしたいと思っていたし、こんなことは2度と起こさないと堅く決意していた。そこまでの成果を認めるには、僕は若すぎたんだ。

テヘランは満員だった。しかし若いときには、世界のどこでも生き残れるものだし、とにかくプレーしたかった。良いリーグでプレーしている先輩がチームの中心にいて、僕を守ってくれた。彼らはとても良い個性を持っていた。

メルボルンに戻ってきたとき、我々は10万人を前にして走った。脅えも緊張もなかった。ゴールを決めて、ホームの観衆の前で僕の名前を刻みつけることが出来た。とてもエキサイティングだった」

(リーズ・ユナイテッド時代について)

「リーズは、仕事を学んだ場所であり、チャンスを貰った場所であり、僕の両手両足がとても優れていたころだね。

あのチームの中心となって上手く戦っていたころ、誰も恐れることはなかった。エランド・ロード(本拠地)で我々を叩こうと思った連中を撥ね除けた。我々には厄介な選手がいたし、リーズを超えるプレーは誰も出来なかった。驚異的な才能を持っていたと思う。

サッカーをやっていると、誰だって凄い瞬間があるものだ。何をしても、何に触れても、何を見ても。何かが起こる前に分かってしまうような。まるで、これから起こる全てのことを知っているようなね。

僕はリーズでとても良いプレーをしていた。フィットしていた。強かった。心配することなど何もなかったし、サッカーを楽しんでいた。

それらは素晴らしい瞬間だった――そして、誰もがそれをずっと続けたいと思うものだが、出来やしないんだ。サッカー選手にとっての本当の試練はそこにあり、辛い時間を過ごすんだよ」

(2014年ワールドカップについて?)

「僕は既に代表からは引退しているようなものだったよ。メルボルン・ヴィクトリーにいたころからね。

振り返ってみて、自分を評価するには数年かかるだろうね。常にもっと上を望んでいたから。いつもベストになりたかった。勝利が好きだった。敗北は嫌いだ。負けは認めたくない男なんだ。

僕はまだまだサッカーが好きだ。いくらかの選手はサッカーを嫌いになるが、僕はそうじゃない。情熱を持って、自分のアカデミーを続けていくだろう。

キャリアを考えれば、本当はもっと上を望みたかった。しかし、引退は正しい決断だと思う。長い時間考えてきたことだからね」