5月3日、『Supersport』は「モロッコ代表の新監督にバドゥ・ザキ氏が就任することが決まった」と報じた。
来年1月に自国開催のアフリカネイションズカップを控えているモロッコ代表は、昨年11月にラシド・タウシ元監督を解任して以来指揮官不在の状況が続いていた。
これまで大舞台に向けて知名度の高い監督を探していると報じられ、ジョバンニ・トラパットーニ氏やエルヴェ・ルナール氏、ディック・アドフォカート氏などを候補として考えていると言われていた。
しかし、最終的には2002年から2005年までモロッコ代表を率いた経験を持つバドゥ・ザキ氏を後任として迎えることが決定した。
バドゥ・ザキは1959年生まれの55歳。1986年ワールドカップに出場した経験を持つ元モロッコ代表GKで、80年代アフリカのレジェンド的存在である。
監督としては上記のように2002年からモロッコ代表を指揮し、2006年ワールドカップ出場権を逃した責任を取り辞任。その後はカウワブ・マラケシュやウィダド・カサブランカ、オランピック・サフィなどを率いた。