5月6日、『Fourfourtwo』は「オーストラリア代表監督を務めているアンジュ・ポステコグルー氏は、主将ルーカス・ニールにW杯予備登録メンバーからの落選を伝えたと発表した」と報じた。

ルーカス・ニールは1978年生まれの36歳。18歳からオーストラリア代表の中心選手として活躍し、ブラックバーンやウェストハムに所属しプレミアリーグでも存在感を見せた。

しかし2012年にアル・ジャジーラを退団してからはクラブと長期の契約を結ぶことが出来ず、プレーの機会が少ない状態が続いた。

アル・ワスルやシドニーFC、大宮アルディージャなどと契約するも全て短期で終わり、1月にワトフォードに加入するも出番に恵まれず。3月にはドンカスター・ローヴァーズにレンタル移籍したが、怪我もあってわずか数試合の出場に留まっている。

2年以上に渡って安定したプレー機会を得ていない状況に、アンジュ・ポステコグルー監督はついに主将の招集を断念することを決断したという。

Fourfourtwo

アンジュ・ポステコグルー オーストラリア代表監督

「最終的に、私はこれまでの歴史からではなく、過去6ヶ月の状況、フィットネスの状態から決断を下さなければならなかった。彼がワールドカップに向けて準備が出来るだろうという十分な証拠は、そこにはなかった。コンビネーション、そして規則的なプレー機会、両方が不足していた。

私は、ワールドカップの代表チームについて、ルーカス(・ニール)と話し合った。来週30人のメンバーを発表する前に、私は彼と直接話をすることが重要だと思った。彼がこの6年間キャプテンを務め、ワールドカップも戦ってくれたという事実に相応するだけの敬意を払わなければいけない、と感じていたからだ。彼には30人のメンバーに入っていないことを伝えた。

彼は最近の2~3回の移籍が不運だったと感じている。1月以降の4ヶ月がしっかりサッカーが出来る環境にあれば、私は異なる決定を下していたのではないかとも思う」

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