5月13日、フランス・リーグアンのリヨンは記者会見を開き、チームを率いているレミ・ガルデ監督が今季限りで退任することを公式発表した。
かつてアーセナルで外国人として初めてキャプテンマークを巻いたことで知られるレミ・ガルデ氏は、クロード・ピュエル前監督の後を継いで2011年にリヨンの指揮官となった。
リーグ7連覇を達成した輝かしい時代を終え、資金難に苦しむ状態の中、若手を大胆に起用しつつもチームを上位に保ち、クプ・ドゥ・フランスも獲得するなど結果を残した。
しかし初めての監督業とあって精神的な重圧も大きく、そろそろ休息が必要になったとして、ガルデ氏は今季限りでリヨンを離れると明かした。
『公式』
レミ・ガルデ リヨン監督
「管理することが難しいいくつかの憶測に終止符を打ちたい。私は来シーズンも指揮を執って欲しいという会長のオファーを断った。
自分は休息を取る必要があると思っている。監督という役割を一生続けていくのは本当に難しいことだと分かった。要求は厳しいし、大きな情熱が必要だ。
3年前、指導経験のない私を信頼してくれたことに感謝したい。辛い時代もあったが、しかし我々は固い絆で結ばれていた。だが、そのどれも私の決定には影響を及ぼさなかった。
さらに、ベルナール・ラコンブ(ディレクター)にも感謝したい。私の契約を後押ししてくれた。まるで、自分がここで選手として契約したときのようにね。彼の支援を受けていることは感じていた。
また、過去3年共に働いてきた選手たちにも感謝したい。私の仕事を信じてくれた。辛い時代にあっても、我々は何かを達成できると感じていた。
クラブに関わる全ての人々に感謝したい。そしてコーチングスタッフに。私は彼らを選ぶことが出来て幸運だったと思う。彼らは素晴らしかった。凄い仕事をしてくれた。
またサポーターにも最後に感謝を述べたい。彼ら無しでは、我々は何も出来ないんだ。土曜日の試合では、あんな賛辞が我々に送られることになるとは思っていなかったよ」