近年稀に見る接戦の末、今シーズンのプレミアリーグはマンチェスター・シティが王者に輝いた。

シティ、リヴァプール、そしてチェルシーによる優勝争いは節を追うごとにスリリングなものとなり、最後の最後まで何が起きるか予想できなかった今シーズン。世界中のサッカーファンがその行方に釘付けになり、「世界最高」と言われるリーグの魅力に再び取り憑かれたことだろう。

そんな今シーズンのプレミアリーグに関する興味深いデータがある。

サッカー文化が決して根付いているとは言い難いアメリカで最も視聴者数が多かった試合をまとめたものだ。

シティがトッテナムを6-0と蹂躙した試合、シーズン終盤で実現したリヴァプール対シティの大一番、またジェラードの“スリップ”が話題となったリヴァプール対チェルシーなど数々のビッグマッチが実現した今シーズンだが、その驚くべき調査結果がこちら。


【Most Watched Games on NBC by Mail Online】

1位:第25節 スウォンジー3-0カーディフ・シティ(124万人)

2位:第21節 マンチェスター・U2-0スウォンジー(110万人)

3位:第27節 クリスタルパレス0-2マンチェスター・U(106万人)

4位:第22節 チェルシー3-1マンチェスター・U(102万人)

5位:第10節 アーセナル2-0リヴァプール(99万1000人)


意外なことに、南ウェールズのクラブによる対戦が1位になるというなかなか“ツウ”な調査結果に。

アメリカでは放送局『NBC』は1億4800万ポンド(およそ252億円)で3年間のプレミアリーグにおける全試合の放映権を獲得し、3100万人以上の人々がこの世界最高のリーグを楽しむことが可能となった。

ちなみに、視聴者数が多かった上位10試合のうち4つにランクインしたのがマンチェスター・ユナイテッド(シティは1つ)。先日、『Forbes』が発表した資産価値ランキングで3位に転落した赤い悪魔だが、アメリカでの人気は流石といったあたりか。

昨シーズンのオフにはチェルシーがアメリカツアーを行っており、プレミアリーグの人気も着々と増えつつある段階にあるが、南ウェールズダービーをこれだけの人が見ているあたり、コアなファンも少なくないのかもしれない。

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