リーガ上位に定着した2000年代、ヨーロッパリーグの前身であるUEFAカップ連覇やコパ・デル・レイを2度制するなど、クラブ史に残る黄金期を過ごしたセビージャ。
ここ2シーズンはいずれも9位に終わっていたが、2013-14シーズンは前季途中に就任したウナイ・エメリ監督のもと鮮やかに復活。ヨーロッパリーグ決勝でベンフィカをPK戦の末に破り優勝したほか、リーガでも5位という好成績。ケヴィン・ガメイロ、カルロス・バッカ、イヴァン・ラキティッチの3選手が二桁ゴールを記録した。
セビージャは18日、2014-15シーズンに向けた新ユニフォームを発表。Warriorによる2代目のホームモデルは、アルゼンチンの英雄ディエゴ・マラドーナが在籍した1992-93シーズンのユニフォームに触発されたデザイン。肩に入れられた2本のラインがそれを象徴している。
セビージャ時代のマラドーナ(動画最初のゴールは一つ前のユニフォーム)。コカイン使用による15ヶ月間の出場停止処分を経てスペインで復帰したが、期待されたほどの活躍は見せられず、1993年10月に母国アルゼンチンのニューウェルスへ移籍していった。
ユニフォームの胸には、今年3月のレアル・マドリー戦から入った「VISIT MALAYSIA 2014」のロゴ。シーズン終了後、「LFP World Challenge」としてマレーシアとインドネシアで同じリーガのチーム(バレンシア、ビジャレアル)と試合を行うことに因んだスポンサーである。
白シャツ、白パンツ、黒ソックスの伝統的な組み合わせはもちろん継続。
背番号9のバッカは、コロンビア代表としてブラジルW杯でも注目されるストライカー。日本代表の前に立ちはだかる可能性も十分にある。