シャフタール・ドネツクに所属するブラジル代表MF、ベルナルジはイングランドへの移籍の熱意を失っていないようだ。

母国で開催されるW杯の代表メンバー23名にも選ばれている21歳のアタッカーは昨年夏、アーセナルやトッテナムへ移籍するという噂もあったが、最終的に若手ブラジル人の欧州でのステップアップに実績のあるシャフタールへ加入。しかし、移籍1年目の今シーズン、レギュラーの座を掴むまでには至っていない。

そのベルナルジが今週、以下のように語ったと『Express』が報じている。

「プレーできる時間が短いことは僕にとっては辛いことだけど、現実はもっと複雑だ。この状況が変わることを願っているよ」

「ワールドカップ終了後、僕の将来は神に委ねるつもりだ」

ロナウジーニョのチームメイトとしてアトレチコ・ミネイロで活躍し、昨年のコパ・リベルタドーレスを制したベルナルジ。ただ、当時の移籍市場においてはアーセナル、トッテナムともに完全移籍に十分な資金を用意していなかったと述べており、続けて次のように話している。

「トッテナムからのオファーは受けていた。また、アトレチコの会長によるとアーセナルも興味を示していたが、彼らには十分な資金がなかったようだ」

ウクライナリーグ5連覇を目前としているシャフタールだが、本拠地を置くドネツク州は一般のニュースでも報道されているように自治権拡大に向けて混乱の度を増している。ベルナルジの言う「複雑な状況」にはこうしたピッチ外の大きな動きも含まれているのかもしれない。

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