ノルウェー1部のスタベックに所属するGKベルゲ・トマスは24日にリレストローム戦がプロデビュー戦だった。
19歳と若いトマスはデビューに向けて、「幼い頃から楽しみにしていたこと」と意気込んでいたのだが、待っていたのはむごい結果だった。
試合がキックオフされて早々の開始2分50秒すぎ、DFラインを突破してきた相手MFを止めるべく、トマスは果敢にゴールマウスを飛び出したのだが…
このプレーに主審は無情のレッドカードを提示。トマスはデビュー戦3分でまさかの退場となってしまった。この後、このPKこそ決まらなかったが、スタベックは大量5失点を喫し、1-5で試合に敗れた。
試合後、トマスは「彼(相手MF)にはかろうじて触れた程度だ。(デビュー戦での退場は)まったくもってひどい。 この機会をずっと楽しみにしてたんだ。何年もこのためにやってきた。レッドカードがチーム全体を壊してしまった」と失意のコメント。そんな彼をチームメイトたちは慰めたそう。
また、監督のボブ・ブラッドリーも慰めの言葉をかけたそうで、「経験あるGKが同じようなことをしたのを見たことがあると彼には伝えた。これは彼が学ばなくてはならないことの一部だ」と語った。
さらに、エリア内で倒されたリレストロームのMFペッテル・モーエンも「彼は僕の足をひっかけた。でも、イエローカードとPKだったろうね。PKはほぼ?ゴールだ。(今回はこの後のPKが)失敗だったとしてもね」と述べたそう。
なお、スタベックの正GKはワールドカップのコートジボワール代表にも選ばれているサユバ・マンデ(20歳)。そのマンデとトマスを含めスタベックのGK3人は20歳、19歳、19歳と非常に若いのだが、マンデはW杯のためにおよそ1か月はチームを離脱する見込みで、トマスも最低1試合は出場停止。 さらに、ユースのGKも1人アメリカに留学中?ということで、誰を控えGKとしてベンチに入れるのかなどここ数試合は危機的状況になりそうだ…