現地時間12日に行われた2014年W杯の開幕戦、ブラジル対クロアチアの試合は3-1でブラジルが勝利した( ハイライトはこちら)。

結果だけ見れば順当な結果も、わずかな部分が勝敗を決したこの試合。これからスタートする64試合の盛り上がりを想起させるような、なかなかスリルある試合となった。

しかし、そんな試合で注目を集めたのが、西村雄一レフェリーによるPKの判定だ。70分に訪れたブラジルのチャンス、非常に微妙な判定ながら、西村氏は迷わずペナルティスポットを指さす。この判定については世界中でも賛否が出た。

試合後、クロアチア代表にニコ・コヴァチ監督は試合について総評している。クロアチアサッカー連盟の公式HPからご紹介しよう。

ニコ・コヴァチ(クロアチア代表監督)

「まず初めに、ブラジルにおめでとうと言いたい。

選手たちは素晴らしい試合を見せたと信じているし、選手たちを誇りに思う。このパフォーマンスを続ければ、クロアチアは決勝トーナメントに進出できるだろう。

ブラジルも素晴らしかった。しかし、クロアチアはドローに値したし、真の姿を示してくれた。チームは急ぐことなく戦術的に賢くプレーし、カウンターアタックの際にチャンスを窺った。

チームは(相手にとって)危険だったよ。それでも、ブラジル相手にプレーすることは難しいことなんだ。クロアチアは守備的ではなかった。守備的MFを置かず、可能な限り攻撃的に戦うことを示したかった。そういう選手たちを選んだよ。私は、モドリッチとラキティッチは、チームにバランスをもたらすだろうとずっと信じてきたんだ。

PKのシーンは見えなかった。もし見た人がいれば、手を挙げてほしい。こうして、W杯でもいくつものPKが起こるだろう。あれはPKではなかったし、これからもそうはならない。おかしな判定だよ。ブラジルもクロアチアも傑出した試合を見せた。けれど、審判はそのレベルになかった。

これがフットボールだ。両チームはルールに従わなければならない。

両チームに尊敬の念を評したい。選手たちはこの2年間、この大会に出場するため戦ってきた。トレーニングに励み、ハードに戦ってきた。W杯のためだけにね。

みんなが今どんな感情なのかを考えるだけでも私は悲しい。ブラジルに助けは必要ない。彼らには、十分なクオリティがある」

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