6月29日、『Skysports Italia』は「ガーナ代表チームから追放されたケヴィン=プリンス・ボアテングは、監督を侮辱したためという発表を否定した」と報じた。
25日にガーナ代表チームはMFサリー・アリ・ムンタリを役員への暴力行為で、FWケヴィン=プリンス・ボアテングを監督への侮辱行為で永久追放したと発表。中心選手二人を欠いたチームは最終節でポルトガルに敗れ大会を去った。
インタビューに答えたボアテングはこのガーナ代表チームの発表を否定。連盟の会長に対して資金がうまく使われていないのではないかと指摘したことが原因だったのではないかと話した。
ケヴィン=プリンス・ボアテング
「ミニゲームの中で僕はムンタリと話したんだ。監督は僕が何か攻撃的なことを言ったと考えたんだよ。
そして、彼は皆の前で僕を侮辱し始めた。僕もムンタリも状況を説明しようとしていたにもかかわらずね。それは他の選手全員が聞いている。
アッピアー(監督)は、僕に何らかの問題を感じていて、単に追い払うだけの理由を探していたんだろうと思っている。有り体に言えば、追い出されたのさ。
何故彼は木曜日に僕を追い出したんだ? 問題の出来事はその前の日曜日に発生していたのにさ。それを説明することはできない。僕がもし実際に何か問題を起こしたのなら、月曜日に処置を講じるものだろう?
僕は以前ガーナサッカー連盟の会長に会って、FIFAから支給されたお金は一体どこに行ったのかと尋ねたから、そうなったのではないかと思う。
誰もが我々は高いレベルの生活をしているものと思っている。ナショナルチームのためにプレーすることは光栄なことだが、彼らは我々の宿泊施設や移動手段に全くお金を使っていない。
僕はFIFAから支給されたお金が単にどこに行ってしまったのかを知りたかったんだ。他のチームを見れば、家族も連れてくることが出来る。しかし、我々にとっては逆に恐ろしい体験だった。
このために我々はわずか1ポイントしか得られず、もっとうまくプレーすることもできず、大会から離れることになった」