2014年ワールドカップで同国史上初となるベスト8進出を果たしたコロンビアの主力としてプレーした快速アタッカー、フアン・クアドラード。

母国帰還中のクアドラードは所属クラブ、フィオレンティーナのあるイタリアへ戻る前にメデリン(メデジン)近郊の貧困地区を訪れ、子供たちとサッカーに興じたそうだ。『colombiareports』が伝えている。

クアドラードが訪れたラ・シエラ地区は1980~90年代の麻薬戦争の中心地だった場所で、いまだにメデリンで最も危険な地区のひとつとされているそう。 イタリアへ渡る前にメデジンにあるインデペンディエンテ・メデジンでプレーしていたクアドラードは 「僕たちはこの地区の親しみやすい側面を見せたかったし、子供たちにスポーツに賭けることを勧める理由だ。神様しかそれ(貧困や争い?)を変えることができないことを思い出して」 と話したという。

W杯のヒーローを一目見ようと集まった500人ほどの人々を前にクアドラードは30分ほどスピーチを行い、「もし僕らがみんなで取り組みともに努力したなら、いつだって前に進んでいける」と繰り返し語っていたそう。 クアドラードも参加したフレンドリーマッチの前にはスポンサーのadidasから60人の子供たちにユニフォーム類が手渡されたそう。

クアドラードとadidas、そして慈善団体のメンバーは若者たちに対し栄養学者や心理学者、ソーシャルワーカーたちによるカウンセリングなど後方支援を行う予定だそう。

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