アイルランド代表歴を持つ太っちょのベテランGKパディ・ケニーは7月に驚くべき理由で所属しているリーズのプレシーズンキャンプから立ち去らなければならなかった。

それは、誕生日が1978年5月17日であるという理由だ。新しくリーズのオーナーに就任したマッシモ・チェッリーノはケニーの誕生日である「17(日)」は不吉な数字であるとして、解雇を通告したのだ。カリアリのオーナーであったチェッリーノは、チームが「17日」に勝つか引き分けたことが22年間でたった1度しかなかったことから「自分が一番嫌う数字の日に生まれた男」の存在を無視することができなかった。 こうした誕生日を発端にしたケニーの解雇騒動は日本でも大きく報道されたが、実際には1ヶ月経った今も解雇には至らず「背番号なし、第4GK」としての地位に甘んじている。

パディ・ケニーに突き付けられた選択は、正GKを務めるスチュアート・テイラーらが怪我をして状況が変わるのを待つか、新天地を探すのか?の2択であるのだが、このほどtwitterで親族のデイヴィッド・ケニーがこうした状況に一石を投じた。

本来は背番号が入る右胸の部分には、「背番号なし」を意味する「N/A(not available)」の文字がプリントされている。尚、twitterが投稿されたのは8月1日だが、それから10日ほどたった12日現在のパディ・ケニーの状況は変わっていない。 最も、パディ・ケニーが正GKだったのは昨シーズン前半戦の話で、後半戦はベンチ入りもままならなかっただけに元々が移籍希望だったという話もあるのだが・・。

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